*弁護士会の動き
全国の弁護士会や日弁連も安保法制を違憲だとしているが、だんだんと雲行きが怪しくなってきている。弁護士会が「安保法制に反対する政治活動」に関わることについて訴訟を起こしている弁護士もいる。
*大日本帝国憲法の「明治憲法」呼びについて
ヨーロッパのプロイセン帝国の憲法を真似した大日本帝国憲法を褒め称えるための「明治憲法」呼び。大日本帝国憲法は、憲法風味だけど憲法の本質がひとつも入っていない。
*「NEWS(ニュース)」
「ニュース(NEWS)」が伝えるのは「大事なこと」ではなく、「新しいこと」である。安保法制は、ずっと同じ法案なので、英語で考えると特に新しいことではなく、アメリカでは昨年9月の安保法成立も報道されなかった。
一方で、辺野古基地反対闘争は、アメリカにとって新しいことであり、バークレーの市議会で辺野古に関する抗議決議が成立した。日本ではほとんど話題にならなかった。
*日本とアメリカの歴史をつなげて考える
安倍さんのおじいさんは戦争犯罪人だが、米政府によって身分を保障された。今の安倍さんの地位等は全て米政府によってもたらされた恵みである。なので、彼の愛国心の向かう所が違っているのだろう。
アメリカ合衆国憲法もすばらしい憲法だったが、1947年に「安全保障法制整備」の名の下で殺された。「安全保障」という名目で憲法違反がまかり通る社会の前例を作った。その時に
「国家安全保障」=「ナショナルセキュリティー」=「安保法制」
と和訳された。トゥルーマン政権が1947年にやったことを去年の秋に安倍政権がやった。
*「支持」の前に「理解」があるか
ジェファーソンの言葉…国民が無知のまま自由を享受して暮らそうと思うなら、そんな虫の良い話はないと歴史は証明している。歴史を知らずに仕組みも分からずに平和に豊かに暮らしたいというのは無理である。理解しないと全てを失う。
安倍政権の支持層の1~2割は分かって支持をしているだろう。大半の国民は中身を理解しておらず、分からないままテレビを見たり話を聞いたりしてる。そんな中、憲法カフェの取り組みは一番重要なのではないか。
*この夏の選挙で憲法を生かすか殺すか
安倍さんの本気度に勝てる本気度で私たちはやっているのか?アクションリストを参考に行動していきましょう。
無駄な消費をやめ、買うときは企業の思想を考えて買う。これは、消費者の権利であり企業に対する意思表示である。これからの参議院選までは最低限の消費で節約を楽しむ日本に。個人消費が落ち込めば、経済にブレーキをかけることができ、政治的な意味を持つ。